相場天気予報MARKET FORECAST

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※投資は自己責任にてお願いします。

日米金融イベント通過も動きなし

UPDATE
2014.05.22
GATEGORY

昨日は日米金融イベント。

まず日本での日銀金融政策決定会合は予想通りの現状維持。日経平均14000円、為替が101.1円とそれぞれ防衛線ギリギリのところにあったため、底割れ防止のためにリップサービスをと期待していた黒田総裁会見でも何もなし。むしろ現状の日本経済への強気の見方を堅持したことはマイナス材料です。結果、為替は200日線を割り込み100円台に突入。すぐに101円台に戻してはいますが、底が割れたという事実は重要。100円割れも意識されるようになるでしょう。

7月の日銀緩和観測もやや後退しています。現状が危機的な状況でなければ、無理をして追加緩和を行う必要はないという事でしょう。虎の子の金融政策であり、温存する可能性も高まってきました。

 

貴金属という商材を扱う立場とすれば金融緩和=円安は歓迎材料ですが、中央銀行の金融政策による市場活性化には限界が来ているような気もします。これ以上お札を刷ってもそれは銀行が国債を買うという流れしか生まず、市場にはまわりません。ここからは中央銀行の仕事ではなく、政府の仕事でしょう。安部政権に具体的な動きを期待します。

 

 

 

米国では4月FOMC議事録が公開。景気刺激策を継続しても、インフレ率の大幅な上昇を招くリスクはないとしています。出口戦略についての協議が続けられていますが、目新しい内容はなし。

最近主要メンバーからのタカ派的発言が目立っていたこともあり、中立的なFOMC議事録にも安心感が出ました。

FOMC議事録に加え、米企業への業績期待からNYダウは急反発し、リスクオン相場となりました。

 

日米金融イベントを通過しても貴金属相場はほぼ変動なし。週末のウクライナ大統領選待ちです。

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