日米中の追加金融緩和期待
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- 2012.08.20
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予想を大きく下回る結果となった米雇用統計の影響が広がっています。
欧米が金曜日に休み場だったことで、影響は本日より始まります。初動で1円以上円高となり、市場はリスク回避ですが、落ち着くまでしばらく時間が必要です。
一方、追加金融緩和期待も高まったことで貴金属は上昇し、国内価格は為替の影響を相殺しています。
米雇用統計がサプライズとなったことで、今週は大きく相場が動く可能性が高いでしょう。
まずは本日の中国CPI。景気減速懸念が強まっている中国で、前月に続きCPIが弱い結果となれば金融緩和への圧力が強まるでしょう。週末にはGDPの発表も控えており、そろそろ中国が仕掛けてきそうな気配が濃厚です。
そして、今日・明日と日本では日銀金融政策決定会合が開催。再び円高が進んでいる状況で、日銀の追加金融緩和が期待されています。
さらに米国でもバーナンキFRB議長講演も明日AM8:15から予定されています。弱い米雇用統計を受けたFRBの対応に注目が集まっています。
日米中で追加金融緩和関連のイベントが控えており、明日の午後までは動きが読めません。3連休明けの欧米マーケットの動きも加わり、市場は激変するかもしれません。