相場天気予報MARKET FORECAST

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日本の現状は?

UPDATE
2014.09.02
GATEGORY

昨日はレイバーデイで米市場は休場。

地政学的リスクも特に動きはなく、比較的静かな市場となりました。

 

世界経済の動きがなかったので、改めて日本の現状について考えてみたいと思います。

来年の消費税引き上げを巡り、敏感になってきている日本。

8%への消費増税の影響で4-6月期GDPは-6.8%と大幅な落ち込みとなりました。

駆け込み需要の反動として当然の結果ではありますが、アベノミクスでの円安効果で輸出が伸びなかったことは大誤算。

そして、あくまでも想定内と強気の姿勢を崩さない政府が10%への消費税率再引き上げの大きな判断材料にするのが7-9月期GDP。7-9月期は反動の影響が収まり、成長軌道に回帰するとの見方ですが、現実的にはありえない状況です。

特にGDPの6割を占める個人消費の落ち込みは深刻。昨日発表された8月国内新車販売台数は前年比-9.1%というショッキングな数字で、その他個人消費関連数値も軒並み想定以上の下落。

増税により物価は上昇していますが、実質賃金は13カ月連続で減少中となれば国民の財布のひもが緩むはずもありません。

 

このタイミングで消費税10%にすれば、日本はさらに大きなダメージを受けるでしょう。しかし、半ば国際公約となっている来年の消費税10%を反故にすることによる信頼失墜も大きなものです。まさに進むも地獄、退くも地獄の様相を呈してきました。

打開策はあるのでしょうか?

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