新たなリスク
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- 2014.09.30
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香港で民主化を求める抗議活動デモが大規模化。
中国政府の出方次第で天安門事件の再現もありうる緊迫した状況となりました。
経済問題に加え政治問題も表面化した中国。明日から1週間の国慶節に入ることもあり、不透明感は強まります。
新たなリスクが意識されたことで安全資産として貴金属は買い戻されました。
その後、米国で発表された経済指標も予想を下回ったことで、貴金属の反騰が強まるかと思いましたが、結局は尻つぼみ。買い方に勢いがありませんね。
また、米要人が相次いで利上げ見通しについてコメントしましたが、エバンス・シカゴ連銀総裁は利上げは辛抱強く待つべきと慎重姿勢を示したのに対し、フィッシャー・ダラス連銀総裁は来春に利上げ時期を前倒しすべきと主張。相変わらずハト派とタカ派で競っている状態ですが、それでも現在の急激なドル高には行き過ぎ感もあります。円安もそうですが、どこかで窓を埋めるような動きが出てくるのが必然でしょう。