政局不安
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- 2017.02.08
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昨日のトランプ大統領は、入国制限の大統領令は国家安全保障の重要な要素だと主張し、入国制限差し止め解除に向け改めて強固な姿勢を示しました。裁判の行方は不透明ですが、判決が出るまでしばらく時間がかかることは必至の状況。これに伴い混乱も続くことになります。
トランプ政権による混迷が増す中、欧州でも政局不安が台頭。
フランス大統領選の主要候補者である中道・右派統一候補であるフィヨン元首相や中道・無党派エマニュエル・マクロン前経済相のスキャンダルが発覚。極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首の勢いが増し、結果をめぐる不透明感が高まっています。
欧州ではフランスに続き、オランダ・ドイツといった主要国の選挙も控えているだけに、全体の流れを左右しかねません。
政局リスクが意識されていますが、好調な米企業決算に加え、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が緩和的な金融政策は適切との認識を示したことでリスクオフが緩みドルは上昇。為替は円安に振れましたが、貴金属はドル高でもほぼ同じ値位置をキープ。
国内貴金属価格はもう一段先が見えてきました。