振り回される市場
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- 2017.02.03
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昨日はトランプ政権に対する不安感と、FOMCで3月利上げが示唆されなかったことを材料にドル安基調で推移。
ドルINDEXは一時99.3まで下落しましたが、その後は本日に米雇用統計が控えている事もあり、急激な切り返しで前日とほぼ同じ水準まで戻っています。そして貴金属もドルの荒い値動きに連動。金は一時1227.5ドルまで急騰しましたが、ドル安一服で1215ドル付近まで戻されています。
全体的にボラリティが大きくなってきている印象があります。状況次第では一気に値が飛ぶ展開もありえますね。
昨日トランプ大統領は移民入国制限について、米国の宗教の自由と寛容性に必要なものとの説明をしましたが、大規模な抗議デモは広がりを見せています。そして、カリフォルニア大学バークレー校ではトランプ支持者が講演会を行う予定でしたが、デモにより中止に追い込まれる事態が起こり、これに対しトランプ大統領は大学への資金停止を言及するという泥沼劇。
しかし、トランプ大統領が米国民の意見を無視して暴走しているようにも見えますが、ロイターの世論調査ではトランプ大統領の移民入国制限について賛成が49%と反対の41%を上回っているとの事。アメリカの闇は相当深いようです。