相場天気予報MARKET FORECAST

昨日、中国で発表された1月製造業PMIは49.4と市場予想49.6を下回る2012年8月以来の低水準。これで6カ月連続となる50割れです。

そして同日米国で発表された1月ISM製造業景況感指数も48.2と市場予想48.1は上回ったものの、4カ月連続となる50割れ。

米中の経済指標の悪化で、市場のリスクオンムードは一服しています。

また、原油も景気減速懸念に加え、減産協議への期待が後退したことで31.62ドルと前日から2ドル以上下げる大幅下落となっています。

一方で、貴金属は安全資産買いで急騰。金は1128ドルまで上昇しています。どちらに転んでも買われる状況にある貴金属。現状は強いという表現になりますね。

ECB3月金融緩和期待→FOMCのハト派的内容（3月利上げ見送り）→日銀マイナス金利導入と、欧米日の金融緩和・期待からムードが変わってきたように思える市場ですが、その効果は一巡しました。12月からの悲観相場に終わりを告げることができるのでしょうか？

今週末は米雇用統計が待ち構えています。