悪材料続きの週末
- UPDATE
- 2012.08.20
- GATEGORY
- OTHER
週末の悪要因から月曜日の市場は全面安です。
まずは金曜日日中に発表された中国GDP。前年比8.1%と3年ぶりの低水準になりました。前日に前年比9%との噂が出たこともあり市場は失望。追加緩和として預金準備率の引き下げが期待されていますが、未だ発表はなし。替わって人民元変動幅拡大という手を打ってきています。
そして欧州ではECBからのスペイン系銀行の借り入れが急増していることが判明。スペインの債務懸念が拡大しています。
米国では米CPIが発表され前回から0.2%低下となる2.7%と事前予想通りの結果。しかし、CPIコアは2.3%と予想外の上昇となっています。このCPIコアが2%を下回ればQE3が発動されるのは濃厚との話もあったため悪要因です。
そして注目のすべきバーナンキFRB議長講演は金融政策に触れることはなく終了。
これだけ悪い条件が揃えば相場が崩れるのは当然です。
貴金属は悪いなりに検討していますが、急反騰するだけの力はありません。
中国の預金準備率引き下げとFOMCでの追加緩和に期待するしかなさそうです。