急激なリスクオフからの切り返し
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- 2016.02.16
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週末からのリスクオフ一服の流れが継続。
懸念されていた春節祭明けの中国株も小幅安で収まっています。
日本では2015年10月~12月期GDPが低下したことが、緩和期待・消費税増税見送りに繋がり、皮肉にも株価上昇に拍車をかけることになりました。日経平均は先週の暴落に対する急反発で1069円高となっています。
また、欧州ではドラギECB総裁が、金融混乱やエネルギー価格の下落による低インフレが長期化すれば躊躇なく3月に追加緩和する用意があると、改めて追加緩和について言及しています。
極端なリスクオフに対して、世界的な緩和期待が膨らんだことでの巻き戻し相場です。
一方で、急騰していた貴金属は安全全資産としての魅力後退で大幅下落。金は1200ドルを試す展開。ただ、市場の金融不安と緩和期待、さらにマイナス金利がトレンドとなる現状では下値は限定的だと思われます。1200ドル突破からの1260ドル到達までが急激だったため、値固めも必要です。為替も同様に115円から110円まで値が飛んでいたため、その合間を埋めるような値動きです。
本日から米国も稼働し、プレイヤーがそろいます。リスクオンを維持できるのか注目です。