忙しい相場
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- 2013.04.24
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昨日は中国HSBC製造業PMI、ドイツ製造業PMIの予想外の悪化でリスク回避が先行し、相場も軟調模様でしたが、米新築住宅指数が改善し、米企業決算も好調だったことから巻き返しが入った相場となりました。
米国はもちろん、欧州・中国など軒並み低調な経済指標が続いていたことでネガティブな雰囲気の市場でしたが、昨日の米国市場のグットニュースから警戒がやや和らいだような感じです。
懸念材料であったイタリア政局では新首相の擁立でまとまりそうです。再選挙が回避できればユーロにとってプラス材料です。ECBの追加利下げ観測も高まってきており、欧州リスクに一筋の光明が見えてきました。
また、先週の金暴落の一因となったゴールドマン・サックスの金価格見通しが発表され、底値を警戒しながらも今度は見通し引き上げています。
さほど大きくない材料でも、上へ下へ忙しい市場です。金は1450ドルから1400ドルの間のBOX相場となりそうな気配。
懸念は史上最高値が続いている米株式。これが崩れるようなことになれば貴金属も2番底を試すことは必至。GW明けまで怖い相場です。