強まる米早期利上げ観測
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- 2014.09.10
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特に大きな動きのない中、米早期利上げ観測が徐々に強まっています。
来週のFOMCで利上げに向け何らかの方針が発表されるとの思惑も強まり、量的緩和の恩恵を受けていた米株式が下落。最高値を更新しながらもチキンレースのような雰囲気だった強い米株式でしたが、ようやくの調整となりました。
一方で、利上げに敏感な金は早くに売られていましたが、ここにきてもう一段の下落となり、一時1250ドルを割り込んできました。FOMCで利上げ前倒しを示唆するようなことになれば、1200ドル割れもありうる展開です。
ドル建て貴金属価格の下落を相殺している円安もさらに進みそうな雰囲気。今月に入り一気に2円下落した円ですが、年内に109円との見方も出ています。
また、10%の消費増税を確定させるために、近いうちに日銀が緩和を行い、足元の数字を整えるのではないかとの憶測もあります。いずれ調整は入るでしょうが、長期的な円安は避けられそうもありません。