強い米国を再確認 週末は欧州情勢
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- 2013.03.14
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昨日発表された米2月小売売上高が前月比1.1%増。市場予想0.5%増を上回り、昨年9月以来5か月ぶりの高い伸びとなりました。
ガソリン価格の上昇や、強制歳出削減の影響から心配されていた今回の小売売上高でしたが、蓋を開けてみれば強い数字。またしても米景気回復を確認できたことで市場はドル買い。そして、バーナンキFRB議長の強い金融緩和継続への意欲がありながらも、追加緩和期待は萎むことになり、貴金属は軟調。
大きく下落してもおかしくない状況でも金はほとんど動いていません。逆に上昇材料にも反応は限定ですが…。やはり底値は確認されたとみるべきなのでしょう。
好調な米経済を尻目に、市場の注目は欧州へと移ります。
最悪な状況として、イタリアが再選挙にでもなればパニック的な相場も予想されます。そこまでイタリア国民・議会も愚かではないと思いますが、理屈通り動かないのが欧州情勢。ギリシャでも散々裏切られました。先だって開催されるEU首脳会議でなんとか筋道を付けてもらいたいところです。
うまく連立政権が樹立されれば大きな上げ材料となるのですが。