強いドル売りの流れ
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- 2018.02.16
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昨日発表された1月米PPIは前月比+0.4%と市場予想と一致。
前日のCPIも上昇しており、物価上昇圧力が増しているの間違いなさそうです。ただ、利上げペースを速めるほど強い上昇圧ではなく、まだしばらく様子見といったところでしょう。
米PPIの改善を受けて一時ドル買いが買われましたが、悪いインフレ(スタグフレーション)への懸念が強待っていることに加え、米財政赤字拡大懸念も根強く、ドル売りの流れは継続。そして米長期金利は高止まり。
NYダウは続伸していますが、金はドル安でも前日の急騰幅が大きかったこともあり動きは限定的。一方で白金系(プラチナ・パラジウム)はズマ・南アフリカ大統領が辞任したことを受けたランド高を好感し上昇しています。
一時の急落相場に歯止めがかかり、落ち着きを取り戻しつつある状況となっていますが。が、強い円高の流れは変わらず、為替は106円割れを試す展開。トランプ政権への配慮もあり、この段階では介入する余地がありません。もう一段の円高が怖いですね。