弱い雇用統計を受け市場に安堵感拡がる。
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- 2018.05.07
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先週末に発表されたアメリカ4月雇用統計は市場の事前予想(前月比△19.2万人増)を下回る16.4万人増という弱い内容に。
失業率は3.9%と歴史的な低水準になったものの、平均時給上昇率も予想を下回る内容となった事から市場は今回の雇用統計を弱い内容と認識。
セオリー通り長期金利は低下、為替市場ではドル安の流れとなり、利上げ観測もやや弱含む内容に。
強まる利上げ観測によって長期金利上昇やインフレ圧力が株価の上値を抑えていましたが、今回の雇用統計の内容は市場にとっては正に良い塩梅。先週末のNY株式市場は弱い雇用統計が皮肉にも安堵感をもたらし主要3指数共に終値で大幅反発。
商品市況もドル安を背景に全般的に反発地合いとなり、特に原油相場はイラン核合意を巡る米トランプ大統領の決定を12日に控え節目の70ドル目前に迫る勢い。
今年のGW相場は振り返ってみれば比較的穏やかな相場展開となりましたが、中東・朝鮮半島地政学リスクは高止まりしたままの状態でしばらくはボラ高の展開が続く見通し。
≪本日の主要経済指標発表予定リスト≫
7日 8:50 日本:日銀・金利政策決定会合議事要旨
7日 15:00 ドイツ:3月 製造業新規受注
天気マークの説明
- 1.強基調・上昇
- 2.横ばい・もみ合い
- 3.弱基調・下降
- 4.急騰・急上昇
- 5.急落・急下落
- 6.ジリ高(市況:好調)
- 7.ジリ安(市況:好調)
- 8.ジリ高(市況:低調)
- 9.ジリ安(市況:低調)