弱いユーロで反発 今夜は米雇用統計
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- 2012.12.07
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昨日はECB理事会が開かれ、2013年ユーロ圏成長率とインフレ予想を下方修正。今回の政策金利は据え置かれたものの、追加利下げに踏み切るとの観測が高まることとなりました。
このニュースを受けユーロは急落。通常貴金属はユーロと相関関係にあるのですが、利下げ=追加緩和に反応し急騰。このところ急落が続いていたNY時間も上昇したまま抜けました。
そして今夜は米雇用統計。事前予想は失業率は横ばいの7.9%、非農業部門雇用者数はハリケーン「サンディ」の影響もあって8万6千人増と10万人を割り込む見込み。予想より悪化すれば昨日のユーロと同様に追加緩和が意識され貴金属は上昇。逆に改善が見られれば貴金属にはマイナス要因となるでしょう。
12日にはFOMCを控えており、ツイストオペ終了に伴う代替策が発表される見込み。米雇用統計の悪化となれば、このFOMCで動きがあっても不思議ではありません。