底値探り
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- 2013.11.13
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早期緩和縮小に敏感になっている貴金属市場は、FRBメンバー発言で大きく動揺しました。
ハト派的なメンバー発言もありましたが、既に弱気になっている市場が反応したのはタカ派発言。ロックハート・アトランタ連銀総裁が「米経済には当面の間、大規模な金融刺激策が必要としながらも、緩和縮小の問題は12月も含めた今後の会合で毎回議論されるだろう」と発言。現時点では決定的ではないものの、12月緩和縮小開始の可能性が高まっていると市場は捉えました。
本日はバーナンキ、明日はイエレン公聴会が控えているにも関わらず、早くも貴金属相場は12月緩和縮小を織り込む動きを始めています。
貴金属市場は急落し、金は1262ドルまで下落。金より環境変化に敏感に反応する銀は20.6ドルまで大幅下落。一方で白金系は下落してはいるものの、鉱山労使関係のもつれからの供給不安があり下値は限定的。
全体としては底値を探る展開です。