底値を試す展開が続く
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- 2013.05.17
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前日の急落からの戻りはなく、続落の貴金属市場。
昨日はWGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)が1-3月期の金重要統計を発表し、前年比13%減となったことが重しとなりました。
米国ではサンフランシスコ連銀総裁が「おそらく今夏にも債券購入のペースをスローダウンさせる可能性がある」と金融緩和の早期終了を匂わせる発言。ハト派からの発言であり、意外感がありました。
貴金属にとっての下げ要因続く中で発表された米経済指数(新規失業保険申請件数・住宅着工件数・フィラデルフィア連銀製造業景況感指数)は軒並み悪化。このところの米経済指数は悪化を続けており、要人からの出口戦略への発言と矛盾してきています。ここからのバーナンキFRB議長の発言内容には注意が必要です。
金は一時1368ドルまで急落したのち、1380ドル付近で推移。底値を試す展開が続いています。1300ドル割れも意識され始めてきました。非常に雰囲気は悪いですね。