市場の関心は欧州から米国へ戻る
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- 2016.12.07
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イタリア国民投票からの混乱は市場に大きな影響を与えることなく、欧州情勢については様子見ムード。市場の関心は米国に戻ります。
米国で昨日発表された10月製造業受注は+2.7%と市場予想+2.6%を上回る1年はぶりとなる高い伸びを記録。好調な米経済指標を背景に12月利上げは勿論、来年以降の利上げペースが想定より早くなるのではないかとの観測も強まっています。
トランプラリーでNYダウは連日の最高値更新。一方で、株価と共に急騰を続けていたドルと長期金利は一服状態。さすがに行き過ぎ感から調整モードです。
貴金属は頭の重い状態が続き、金は1170ドル前後をふらふらと動いている状況。見方を変えれば、貴金属にとって非常に厳しい状況下でも何とか粘っているようにも見えますが果たして?
いずれにしろ来週のFOMCで利上げが発表されるまでは動き出しにくいところ。利上げ決定で悪材料出尽くしとなり、反転攻勢に出る目を期待しますが…。