市場の関心は地政学的リスク
- UPDATE
- 2014.07.22
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3連休明けの日本市場。
連休中の市場は地政学的リスクを意識した動き。
金曜日はマレーシア機墜落による過度の緊張がやや緩和されましたが、昨日はイスラエルのガザ地区侵攻が意識され再びリスク回避。
ウクライナ情勢・マレーシア機墜落については、親ロシア派による誤爆との見方が支配的となってきました。プーチン大統領の反論にも勢いがありません。国際世論のロシア・親ロシア派に対する非難は強まっており、こうなるとロシアも表立った支援は難しく、ウクライナ政府側が一気に押し切ってしまうかもしれません。
イスラエル情勢については、一通り叩けばいつものようにイスラエル軍は引き上げ、その報復にハマス側が動くという流れでしょう。本当に無意味な復讐の連鎖です。
貴金属は木曜日のマレーシア機墜落による衝撃から急騰しすぎていた部分が調整。それでも金は1300ドル台をしっかりキープしています。
地政学的リスクに市場の関心は向かっていますが、こういう時だからこそ米経済にも注意が必要です。