対照的な株と貴金属
- UPDATE
- 2013.11.25
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NYダウは1万6000ドル越え、日経平均は15,500円越えとバブルが懸念されるほどの急騰を見せる株式市場。一方で相変わらず貴金属は底値探りという展開が続いています。
週末、イランと欧米諸国が核協議で合意に至ったとのこと。協議の合意を受け、経済制裁は徐々に解除に向かい、原油価格は調整となるでしょう。原油価格は商品相場全体に影響があり、原油安となれば貴金属市場も軟調に推移するものと思われます。
貴金属市場にとっては弱り目に祟り目ですね。
しかし、冷静に考えれば、株価が上がり貴金属相場が下落しているという事は、世界経済が危機的な状況を脱しつつあるという喜ばしい傾向の表れでもあります。逆に金が高騰するときは世が乱れ、紙幣の発行元である国が信用ならない時です。
ただ、為政者もそのあたりは十分理解しており、一方的な貴金属の急騰は無視できないファクターなのでしょうね。