好調な米経済指数が続くもドル高は一服
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- 2017.10.05
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昨日発表された米9月ADP雇用統計は民間部門雇用者数が13万5000人増と市場予想12万5000人増を上回りましたが、2つのハリケーンの影響により増加数は約1年ぶりの小幅な伸びとなりました。週末の米雇用統計もハリケーンの影響から非農業部門就業者数は9万人増と控えめな数字が予想されています。
同日発表されたISM非製造業景況指数は59.8と市場予想を上回る2005年以来の高水準。先日発表された製造業景況指数に続き大幅な改善となっています。
また、次期FRB議長を巡る動きも活発になってきました。ケビン・ウォーシュ元FRB理事、パウエルFRB理事、そして現職のイエレンFRB議長が有力な候補。トランプ大統領は低金利政策の継続を望んでいますが、候補者の中ではイエレンFRB議長が最もハト派と見られている皮肉な状況。10月中には決定される見込みで、今後の米金融政策に大きな影響が予想されます。
全体的には堅調な米景気回復を裏付けるような経済指数が続いており、年内利上げの確率は上昇していますが、週末の雇用統計への様子見からドル高は一服。
貴金属も概ね横ばいの動きとなりました。
雇用統計の結果を受けて一気に動き出す可能性がありますが、日本は3連休。出遅れたくないですね。