大荒れの市場
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- 2018.03.03
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トランプ大統領が前日に鉄鋼・アルミニウムの輸入に関税を課すと発表したことから大荒れとなっている市場。
中国・カナダ・EUなど世界各地で対抗策として報復措置の可能性が検討される事態になっています。
貿易戦争の激化が予想され、さらにFRBも利上げペースを加速していくとの懸念も強まっている状況で、市場心理は悪化の一途です。
NYダウは4営業日連続となる下落。
貴金属はドル安とリスク回避から金が上昇。それでも利上げが意識されている環境下では上値が重く、1320ドルに押せるのがやっと。
また、ドル建て価格が重くなっている中で、いつもはフォローに回る為替も円高方向に張り付いたままとなっている為、国内価格は一段安となります。
為替については、黒田日銀総裁が「2%の物価目標の達成時期を2019年度ごろとみており、出口もそのころ検討するようにする」と、明確に2019年度の出口戦略転換を口にしたことから円高の流れが強まっています。世界的に不安材料が重なり、日経平均も500円を超える下げとなっている現状で発言すべき内容ではないと思うのですが…。何らかの力が働いているのかもしれません。