大荒れの市場
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- 2014.10.16
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市場は大荒れです。
世界的な景気減速感からリスク回避の動きが続く中、米国で発表された小売売上高とNY連銀製造業景況指数が悪化。
唯一回復基調であると考えられていた米景気にも不透明感が出たことを嫌気し、市場のリスク回避は加速。さらにエボラ出血熱の拡大懸念が強まっていることも市場心理を冷やしています。
VIX(恐怖指数)は31.06と3年10ヵ月ぶりの高水準で、なんと1週間で70%超の上昇とややパニック状態。
この混迷を受け、米早期利上げ観測は後退。早期の利上げを見込んでいた資金は、再度行き場を探して右往左往しています。
高値にあった株式市場から資金が流出し、NYダウは一時460ドル安と大崩れ。一方で、安全資産として資金が流入しているのは国債市場と円・貴金属。
米長期金利は2%割れとなり、円は105円台。金も一時1250ドルまで急騰しています。
ボラリティが大きく、不安定な市場となっています。落ち着くまで値が飛ぶ展開が予想されますので、様子見が無難かもしれません。