大暴落
- UPDATE
- 2013.04.15
- GATEGORY
- OTHER
貴金属相場は大暴落。
特別な材料もなく金曜夜間から突如始まった金の下落は、ここ2年ほど強固な下値抵抗線となっていた1500ドル前半をあっさりと突き抜け、ストップロスを巻き込む形で急落を続け、なんと1430ドルまで下落。わずか1日で約130ドル、8%以上の暴落となりました。
銀は24.3ドル、プラチナも1440ドルまで下げています。
リーマンショック時のプラチナのような下げ方です。金が短時間でここまで下げたのは記憶にありません。先日ジョージ・ソロス氏が「もはや金は安全資産ではない」と発言しましたが、まさにそれを裏付けるような値動きとなりました。これだけの荒い値動きをするようになれば安全資産と位置付けるのは難しくなります。
先週ゴールドマン・サックスが示した金相場見通し(※)に準じた価格となってしまうのでしょうか?
(※)米景気回復の勢いが増し、金相場サイクルの転換が加速しているため、3カ月の見通しを1615ドルから1530ドル、半年間は1600ドルから1490ドル、1年間では1550ドルから1390ドルとそれぞれ大幅下方修正。
いずれにしろ1500ドルの抵抗線が破られたことのインパクトは非常に大きく、更なる下値を模索する状態です。金曜日のNY時間に下げが本格化したため、まだインパクトは一巡していません。値頃感からの拾い買いは危険です。暫くは様子見するしかないでしょうね。