大きな動きが出てきそうな一週間
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- 2015.06.15
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週末の注目はギリシャ情勢でした。
いよいよタイムリミットが迫る中で協議が行われているギリシャ債務問題。今回も最終的には妥協が図られると市場は楽観的な見方が優勢でしたが、雲行きが怪しくなってきました。
14日のブリュッセルでの協議は溝が埋まることなくわずか45分で終了。先日はIMF交渉団がギリシャから引き上げましたが、未だ妥協のないギリシャに対し債権者側は協議すこと自体が難しいと判断している状況。
この段階で協議さえまともに出来ないという状況に、市場はギリシャデフォルトをリアルに受け止め始めました。最大の債務者であるドイツでもギリシャのユーロ離脱やむなしとの声が強まっており、政府もデフォルトした場合の対応を協議しているとの事。
18日のユーロ圏財務相会合が大きな節目となりそうです。
米国では16・17日にFOMC。今回のFOMCでの利上げはないでしょうが、次回9月の利上げが濃厚と言われている中で、何かサインが発せられるのではないかとの見方が強まっています。週末には日銀金融政策決定会合も控えており、大きな動きが出てきそうな一週間です。