大きく変わる市場の様相
- UPDATE
- 2014.10.17
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世界的な景気減速懸念で重いムードが漂う市場。
昨日米国で発表された新規失業保険申請件数と米鉱工業生産は市場予想を上回る改善となり、少なくとも米国の景気回復が確認されたことで、行き過ぎたリスクオフは一服。
安全資産として買われていた貴金属も売られる展開となりました。
しかし、その後ブラード・セントルイス連銀総裁がインフレ期待の低下を踏まえ、今月予定されているQE終了の先送りを検討すべきであると発言。タカ派とされる同氏からの発言という事もあり市場にインパクトを与えました。
ブラード氏は現在FOMCのメンバーではなく、現実的に今月の停止が取りやめになる可能性は限りなく低いと考えますが、少なくとも今後の利上げスケジュールが後退する可能性は高くなっていると思われます。6月が本命とされていた利上げ予想は遅くても9月からさらに伸びて2015年初頭まで変化。さらにQE4の可能性まで噂される事態になっています。わずか1カ月足らずで市場の様相は大きく変わってしましました。
金はほぼ横ばいとなっていますが、市場が混乱すれば最終的に輝くものです。