外的要因の悪化
- UPDATE
- 2014.03.10
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米雇用統計の余波が残る中、リスク要因が相次いでいます。
まず、チャイナリスク。8日に発表された2月中国輸出が前月比-18.1%と大幅に減少。春節祭の影響が大きいということですが、貿易収支-230億ドルというのは予想外の数字です。中国の成長鈍化を印象付ける結果となりました。また、中国の上海超日太陽能科技という企業が社債デフォルトとなったことも不安材料です。
そして、マレーシア機の墜落事故も不審な点が多々あり、今後の動向次第では大きな問題に発展する可能性があります。
日本の雲行きも怪しくなってきています。
本日発表された2013年10~12月GDPは年率0.7%増と速報値1.0%増からの下方修正。円安にもかかわらず輸出の伸びが鈍化する一方で、燃料輸入は高止まり。1月経常収支は過去最大の1兆5890億円の赤字。
消費増税を前に前途多難です。
貴金属は金最大の需要国である中国への不安感から下落。月末という事もあり調整モードですね。