夏枯れ模様の市場
- UPDATE
- 2013.08.06
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ビックイベントを通過し、夏枯れ模様の市場。
昨日は米ISM非製造業指数が発表され、56.0と市場予想53.0を大幅に上回る改善となりました。先週発表されたISM製造業景況指数も強い結果となっていたことも踏まえ、米景気にポジティブな見方が強まりました。
そして、先日の雇用統計を受け後退していた9月緩和縮小観測が再び高まっています。
金相場は緩和縮小の話題に当然のようにネガティブ反応して1300ドル割れ。
ドル建て金価格は急落し、円高は一段と進行。しかし、ドルINDEXはさほど上がっていないというベクトルがバラバラの市場です。バカンスモードでリスクを取る参加者は少ないこともあるでしょう。
現時点で9月の緩和縮小開始は五分五分でしょうか。
金相場にとって9月緩和縮小は目先の下げ要因ですが、中長期的に見れば早く緩和縮小が始まった方が、金の立ち直りは早いのではないかと思います。何度も書いていますが、遅かれ早かれ緩和縮小は行われます。開始時期が延びれば延びるほど大きな不確定要因も先延ばしされることになります。不確定要因を消化し、さらにアク抜けさせないことには、相場はおもりを抱えたまま浮上できません。