地政学的リスクはやや後退
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- 2014.08.11
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金曜日にオバマ大統領がイラク空爆に踏み切ったことで、地政学的リスクに対する警戒感が膨らんだ週末となりましたが、週明けの状況としてはややリスク後退となっています。
イラク空爆は3日間継続されており、オバマ大統領もイラクの軍事作戦の長期化を示唆。ただ、空爆は限定的で、地上戦に移行しなければこれ以上材料視されない可能性も有ります。
その他地域では、ウクライナで国境地帯に駐屯していたロシア軍が、演習が終了したとの事で撤退するとロシア国務省が発表。
イスラエルではエジプトの仲裁を受け入れ、一時停戦に再び合意との報道。
イラク情勢は予断を許しませんが、ウクライナ・イスラエル情勢はやや緊張緩和。全体としても地政学的リスクはやや後退となります。
急落していた株式市場も落ち着きつつあり、安全資産として買われていた貴金属は軟調。それでも金は1300ドル台をキープできるのか?今夜の欧米の動きに注目です。