地政学的リスクで一服
- UPDATE
- 2014.09.24
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祝日明けの貴金属市場は地政学的リスクの高まりで久々の上昇となっています。
かねてよりシリアのイスラム国に対しての空爆を示唆していた米国が、ついに実行に踏み切りました。今回の空爆に欧州は諸事情で参加しませんでしたが、米国だけでなく、ヨルダン・バーレーン・サウジ・カタール・UAEといった中東国が参加。中東でもイスラム国の脅威が強まっていたことが伺われます。
空爆の実施に至ったということは、イスラム国側のテロ活動も活発になることを意味します。米国が地上戦に引き込まれたら実質負けでしょう。泥沼にはまることなく成果を上げたうえで戦いを収めることが出来るのでしょうか?
イスラム国への空爆開始でやっと貴金属は反発。金は一時1234ドルまで急騰。その後落ち着きを取り戻し1220ドル台で推移。一息つきましたが、地政学的リスクがあってもこの低い値位置。値動きを見ても底打ち感はまるでありません。
10月にもFOMCが控えており、急反発は難しいでしょう。