国際商品相場の急落
- UPDATE
- 2015.01.15
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大荒れの市場となってきています。
世界銀行が世界全体の経済成長率見通しを下方修正。需要不足に、原油暴落が商品産出コストを押し下げるとの見方も加わり国際商品価格は急落。これに慌てた中国勢の売りが重なり、銅相場は5年半ぶりの安値を付けるなどパニック的な動きを見せました。
また、米国で発表された小売売上高も市場予想を下回ったことでリスク回避に拍車がかかり、NYダウは-186ドルの続落。
資金は安全資産とされる国債・円に流入。金は一旦上昇したものの、商品相場全体の下落に頭を押さえられました。同じ貴金属でも工業用途がつよいパラジウムは大きな下落となっています。
原油急落の影響が世界経済に大きな影を落としてきました。しかし、原油価格はまだ底打ちの気配を見せません。当分リスク回避ムードは継続しそうです。