国内価格は変化なし
- UPDATE
- 2014.04.09
- GATEGORY
- OTHER
まずウクライナ情勢。ウクライナ東部で相次ぐ独立宣言。混乱収拾の為、ウクライナ政権は親ロシア派デモ隊を「テロリスト」として拘束。分離を望むロシア系住民を表だって弾圧するようなことになれば、それを口実としてロシアが介入してくるのは必至。そこでウクライナ政権は親ロシア派を「テロリスト」と定義することでロシアをシャットアウトする作戦。果たしてプーチン大統領を相手に回して成功するのでしょうか?
ウクライナ情勢は再び緊張が高まっています。
そして日本では昨日日銀金融政策決定会合が行われ、予想通りの現状維持。注目はその後の黒田総裁の会見でしたが、強気の姿勢を崩さず、追加緩和への含みも持たせませんでした。7月から9月の追加緩和が本命視されていますが、世界情勢の変化も踏まえ、前倒しされるのではないかとの期待感も一部にあったため、今回の黒田総裁の冷たい態度に市場は失望。
ウクライナ情勢によりドル建て貴金属価格は上昇しましたが、円もウクライナ情勢+日銀への失望で急騰し、国内価格は相殺となりほとんど変化なし。
本日はFOMC議事録公開。貴金属に対してポジティブな内容は期待しにくいところ。市場が議事録をどれだけ材料視するかが問題ですね。