商品相場上昇
- UPDATE
- 2016.03.08
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特に材料のない中で、市場は週末のイベントを消化する動き。
まず、中国。週末の全人代で経済成長目標を6.5%~7.0%に設定したうえで、道路などのインフラ整備に年2兆元という大規模な財政出動を表明。
中国当局の景気下支え期待から市場はリスクオン。特に商品が大きく買われる動きにつながっています。
商品相場の下げを主導してきた原油もここにきて下げ止まり感が強くなってきました。NY原油先物価格は38ドル台まで上昇。産油国の協議に対する期待がやや先行している部分もありますが、それでも20ドル台は行き過ぎた価格帯でした。しばらく落ち着いてくれればいいのですが…。
米国でも雇用統計の再評価がありましたが、やはりどちらとも取れる結果を反映して影響は限定的。原油価格の上昇を好感してNYダウも5営業日連続の上昇。
一方、急騰一人旅だった金は商品相場全般の上昇についていけず1260ドル台で停滞。
しかし、金以外の貴金属はしっかりとした上昇をみせて金とのサヤを縮小させています。特に白金系はここまで虐げられていたこともあり、反発が強いですね。