右往左往する中国
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- 2016.01.08
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まだまだ続く申年相場。
混乱の中心になっている中国では開場わずか30分で2度目となるサーキットブレーカー発動。世界的な株安は伝播し、日経平均は423円98銭安で1万8000円割れ、NYダウも392.41ドル安と続落。
また、中東情勢の緊張が続く中で原油はついにリーマンショック時の安値を更新する32.1ドルを付けています。
悪い状況の中で唯一、金・銀は安全資産として急騰。金は1100ドル台に乗ってきました。ただ、為替も円高が117円台まで進んでいることで国内価格の上昇は圧迫されています。
米雇用統計というビックイベントを待たずして相場は激しく動いています。
そして、今回の混乱の元凶となっている中国のサーキットブレーカーを昨夜停止することが決定。導入後4日間で2回も発動するという事態に当局は迅速に対応。そもそも未成熟な中国投資家にこの制度に対する理解が薄かったことが混乱の拡大を招きました。また、取引が早々に停止してしまう事で、当局による株価引き上げもできなくなってしまう2重苦もあったので、サーキットブレーカー停止は適切な処置でしょう。これで市場がおちつけばよいのですが…。