反発も限定的
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- 2013.04.12
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貴金属の大幅下落の一因となっていたキプロスの金売却計画は否定され、貴金属は戻りを試す展開となりました。
しかし、米国で発表された新規失業保険申請件数が市場予想を大きく下回る改善となったことで売り圧力が復活。
揉み合いの中、金は何とか小幅上昇はキープしましたが、前日の急落に対するリカバーとしては小さなものとなりました。
依然、金ETFの減少は続き、対照的にNY株価は連日の史上最高値更新。ジャブジャブになっているはずの資金は、貴金属よりもハイパフォーマンスを見せる株に流入しているようです。
1550ドルの下値は強固ですが、ファンドの売り崩しもなかなか止まりません。暫くは揉み合いが続きそうです。
国内価格をサポートしている円安も、100円を手前に足踏み。やはり100円の大台を越えるエネルギーは相当量のものがいるのでしょう。100円を抜ければ105円までは目立った抵抗線はないとのこと。逆に99円での停滞が続けば、反落調整もあり得るでしょう。