厳しい環境で貴金属は急落
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- 2016.07.21
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特に目新しい材料のない中、リスクオンも継続しNYダウは7営業日連続の最高値更新。
米国では暫く収まっていた年内の米利上げ観測が、最近の好調な米経済指標を受け再燃。FF金利先物12月限は51%と英EU離脱国民投票以降初めての50%越え。
FRBメンバーからはハト派的な発言が続いていますが、来週のFOMCでの声明が注目されます。
ドルINDEXも97台まで上昇する厳しい市場環境に、さすがの貴金属も耐え切れず続落。
金は1310ドル台まで急落。そして、貴金属相場をリードしていた銀も続落で20ドル割れ。このままの状況が続けばさらなる下落も覚悟の展開です。
ただ、国内価格については為替がフォローしています。日本政府が20兆円規模の経済対策をまとめるとの観測から現在107円台まで円安進行。
本日はECB理事会。現状維持が大方の予想ですが、何が起きるかわからないのが欧州。決めつけは厳禁です。