原油はついに28ドル台
- UPDATE
- 2016.01.19
- GATEGORY
- OTHER
週末にNYダウが1万6000ドル割れとなるなど、世界的な株安が止まらない中、昨日は米国が祝日にて休場。
市場が恐れていたイラン制裁が解除されたことで原油はついに28ドル台に突入。イラン制裁解除で悪材料出尽くしとなればいいのですが、市場に底打ち感は全くなし。サウジが減産に動かない以上、市場に価格をゆだねた状態では20ドルまで下がる可能性大です。
もう一つの懸念材料である中国では本日GDPが発表され、2015年GDP速報値を+6.9%と発表。目標としていた+7.0%を下回る25年ぶりの低水準でその他経済指数も悪化している模様。
もはや中国に期待できる状況ではなく、追加緩和が期待される日本・ECBも玉切れ状態。世界的負の連鎖を食い止めるには、混乱の根源である米利上げを決定したFRBが行動に出るしかないでしょう。FRBメンバーは今後の利上げスケジュールの緩和も口にしていますが、市場の反応は限定的。やはりここは親分であるイエレンFRB議長の出番。
市場の雰囲気を一変させるような発言がほしいですね。