危うさも感じる相場
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- 2015.10.14
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IEAが世界的な石油の供給過剰が来年いっぱい続くとの見通しを示したことから原油が急落。商品相場は原油安に連れ安となり貴金属も急落。
しかし、昨日発表された9月中国貿易収支は輸入が大幅に減少し、独ZEW景況感指数も予想より弱い結果となったことで、世界的な景気懸念が再燃。米利上げ先送り観測も高まることとなり、ドル安から貴金属は急激に値を戻しました。
先週からの貴金属の一本調子の上げに、そろそろ一旦調整が入るのかと思いましたが粘り強いですね。現状は来年3月の米利上げを織り込んだ動きなので、12月利上げ観測が高まれば当然売られることになるでしょう。
FRBメンバーをはじめとする米要人からは年内利上げの可能性を示され続けていますが、市場は聞く耳を持たない状態。FRBに対する不信感が募った結果ですが、危うさも感じます。