動き出した貴金属
- UPDATE
- 2014.05.29
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動意が薄かった貴金属がやっと動き出しました。
方向は下。金は抵抗線を抜け1250ドル台へ。
今回下に動く材料は揃っていました。
まずウクライナ情勢では、内戦のような状態が続くものの、大統領選は大きな混乱なく行われ、無難にポロシェンコ氏が決戦投票なしに当選。プーチン大統領は沈黙したままであり、一服状態。
米国では雇用に替わる懸念材料とされていた住宅指数が予想外の改善し、全体的な経済指数も上向き。
欧州では6月の追加緩和観測が高まっていることもあり、一段とドル高。
これだけの条件が揃えばさすがに下げます。
しかし、2カ月近く鬱屈としたパワーをためていた割には動きが少ないですね。ファンドを中心に仕掛けてきたものの、今貴金属を売るということに思ったより抵抗があるのでしょう。まだ底は見えません。