再び9月米利上げが台頭
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- 2015.09.01
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世界同時株安に対する反発も一巡し、改めて9月米利上げが意識される展開となっています。
週末のジャクソンホールでのフィッシャーFRB副議長講演で、9月利上げの可能性が残されたことを市場は不安視。今週末の米雇用統計も堅調な数字が予想されることからリスク回避の動きとなっています。
NYダウは反落しましたが、原油はOPECが価格協議に入るとの報道で大幅上昇。軟調だった貴金属は原油高に支えられました。
9月米利上げについて可能性は0ではないのですが、現実的には見送りになると思われます。
世界経済が弱まっているこのタイミングで利上げすれば大きな混乱は必至であり、そのリスクを負うほどFRBも逼迫していないでしょう。
また、中国が株価下支え資金確保のために米国債を大量に売却しているとの話も出ています。米国のテーパリング並みの金額を売却しているとの事で、つまり実質的な金融引き締めが行われているようなもの。無視できない事案です。