再び緩和縮小時期が焦点
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- 2013.10.21
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市場の関心は債務上限問題から緩和縮小へと戻っています。
今後のFOMCのスケジュールは以下の通りです。
・10月29-30日
・12月17-18日
・1月28-29日
・3月18-19日
長引いた財務協議の影響で、10月のFOMCでの緩和縮小はまずないでしょう。12月の可能性は否定できませんが、先送りされた債務上限問題が1月から2月に再度協議されるというリスクがあります。また、バーナンキFRB議長の任期が来年1月で終わり、イエレン新体制が始まります。イエレン新体制スタートとなる3月FOMCが緩和縮小開始のタイミングとして相応しいのではないかとの見方も強いです。
いずれにしろ雇用情勢・経済動向次第という大前提はありきで、その意味では明日発表される延期されていた9月雇用統計に注目が集まります。ちなみに米政府機関閉鎖の影響は10月8日の10月雇用統計に反映されるとのこと。
貴金属価格は債務上限合意後の急騰からその後膠着。狭い範囲での値動きです。利益確定売りにも動じていませんが、一段高になるほどの材料もない状態。明日の雇用統計までは動けませんね。