再び世界経済への先行き不安が高まる
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- 2016.08.03
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再び世界経済への先行き不安が高まってきました。
欧州では銀行の財務基盤への懸念から銀行株が売られ株価は軒並み下落。米国では個人消費支出はまずまずだったものの、7月米自動車販売は予想を下回り、さらに販売のピークアウトとの指摘もでる事態に米株価は下落。NYダウは7営業日連続の下落となっています。
また、原油の下落も止まらず、終値で40ドルを割り込んでいることも市場の雰囲気を悪化させています。原油については例年ドライブシーズンで需要が高まる時期にもかかわらず今年は需要が低調。さらに中東の原油生産量が一段と増えているとの事で弱り目に祟り目状態。下げ止まる要素が見当たりません。昨年同様行くところまで行かなくては反発もないのでしょうか?
市場がリスクオフに転換したことで貴金属は急騰。安全資産買いで金は1370ドル台まで上昇。1400ドルが狙える位置まで戻してきました。一方で、ここまで国内貴金属相場を支えていた為替が撃沈。ついに100円台まで円高が進行しています。
為替については、米早期利上げ観測が後退し、日銀は玉切れ。日米の置かれている状況から見れば、さらに円高が進みそうです。日銀・日本政府にまだカードは残っているのでしょうか?