再び世界同時株安
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- 2016.01.21
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石油が26ドル台へ突入したことから、再び世界同時株安。
日経平均は632円18銭安と今年最大の下げ幅を記録し、1万6416円19銭と約1年3か月ぶりの安値。為替も1年ぶりとなる115円を付け、黒田日銀の防衛ラインとされている115円台まで一気に到達してきました。
他国株も当然のことながら下げていますが、日本株の弱さが突出しています。
日本では円高株安がセット。まず為替を如何にかしないことには始まりません。現在の株価が日本企業の実体を示しているわけではなく、市場の目を覚ますためにも財政出動が期待されます。今月末の会合で3度目となるバズーカは炸裂するのでしょか?
ただし、中途半端な追加緩和は市場の失望を増大する可能性も秘めています。今こそサプライズが求められますが、その余裕が今の日銀にあるのかは謎です。
NYダウも原油安に加え、弱い米経済指標もあり、一時1万6000ドル割となる大幅下落。
世界恐慌という言葉もではじめる2016年。まだ底は見えません。
貴金属は世界同時株安へのヘッジとして買われ大幅上昇となっています。