全体的に調整局面
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- 2017.11.16
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昨日発表された10月米CPIは前月比+0.1%と市場予想に一致。食品・エネルギーを除いたコアCPIは前月比+0.2%とまずまずの結果となりました。また、同日発表された10月米小売売上高も前月比+0.2%と予想を上回る改善となったことで、12月利上げ観測がさらに強まっています。
好調な米経済指標にも関わらず、相変わらず米税制改革の先行き不透明感が市場の頭を押さえ、NYダウは138ドル安。ここまで強気一辺倒だった米株式が、ようやく本格的な調整局面に入ったような動きです。
一方、商品相場も株価同様に崩れてきました。14日に発表された中国経済指標の悪化したことに加え、商品相場上昇を支えてきた原油が在庫増を嫌い急落したことを受け、一気に調整モードが高まり非鉄も急落。
全体的に雰囲気が悪くなっている中、リスク回避で本来買われるべき貴金属は停滞。12月に利上げを控えている状況でこれ以上買い進んでいく必要性が問われます。