先週のビックイベントを消化していく動き
- UPDATE
- 2017.11.06
- GATEGORY
- OTHER
先週はビックイベントが続きましたが、総じて無難に通過した印象です。
週末はトランプ大統領の訪日に合わせての北朝鮮の動向が懸念されていましたが、特に動きはありませんでした。
今週は先週の材料を消化し、市場に織り込んでいく動きになりそうです。
次期FRB議長については、イエレン路線の継続が期待されるパウエル氏が順当に選出されました。市場は安心感から歓迎ムード一色となりましたが、少なくともパウエル氏はイエレン現FRB議長と比較すればタカ派寄りのはず。また、今後は当然の如く独自色を出していくと思われ、その方向性についてはトランプ大統領も既に承知しており、さらにトランプ大統領の意向も反映していく可能性もあります。
今後の発言次第で市場の一方的な思い込みが修正されていくかもしれませんね。
貴金属は狭いレンジでの取引が続いています。為替で国内価格は動いていますが、金は1260ドル付近を底値とし、1280ドルが天井のBOX相場。
世界的な量的緩和縮小の中、米国では12月利上げも待ち受ける状況となりますので、素直に考えれば貴金属は弱気となります。ただ、底値を割りそうになると新たなリスクが浮上してきて、ここまで相場を支えてきたのも事実。そろそろ大きな動きが出てきても良い頃です。