先週に続き不可解な急落
- UPDATE
- 2012.12.05
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米財政の崖問題への懸念が燻り続けながらも、特に大きな材料がない中、昨日貴金属は急落。
アジア時間に急落すると、その後軟調に推移し、NY時間にもう一段安。金は1700ドルを割り込み、銀・プラチナも大幅安。さらにこのところ国内価格を押し上げてきた円安も一服し、下げ幅を広げる結果となりました。
財政の崖だけでは説明できない下げの原因はファンドの大量売り。先週も不可解な急落がありましたが、今回もその類のようです。状況的にはそこまで売り込まれる要素はなく、ETFも増加しており、やはり腑に落ちない下げです。市場原理は別として、貴金属を下げようとする意図が働いているような感じですね。
金は1700ドルを割り込みましたが、1600ドル台での買い手は未だ多く、この水準での滞留時間は短いでしょう。中長期的な強気要因は変化ありません。ふるい落とされないようにしましょう。