先ずはFOMC
- UPDATE
- 2015.06.18
- GATEGORY
- OTHER
重要日となる18日。
先ずは明け方のFOMC。
・利上げの条件は満たしていないと今回の利上げは見送り。
・米経済は緩やかに持ち直してきており、年内利上げに耐えられるほど力強い公算が大きい。
・利上げはまだ確定ではなく、労働市場の一段の回復にかかっている。とし、
・経済見通しでは、成長率予想を下方修正。
まとめると、労働市場に一定の懸念を示しましたが、米経済はある程度の回復傾向にあり、年内利上げの公算は高いという事。利上げは9月、年内2回との受け止め方が市場のスタンダードとなりました。これは大きく予想から外れるものではなく、今回はよりタカ派的な内容になるとの見方もあった為、6月FOMCはハト派とも取れ、市場には安心感が広がりました。
ただ、FOMCの内容が吟味されることによって、初動とは違った解釈になる可能性も有り、今夜の動きには引き続き警戒が必要です。
そして、18日のもう一つのビックイベントがギリシャ支援協議を巡るユーロ圏財務相会合。
事前交渉も行われているはずですが、漏れ聞こえてくるのはギリシャに対する強い非難とあきらめにも似た声。デフォルトは避けるべきとの意識統一はあるはずですが、この状況で本当に支援合意がまとまるのでしょうか?
今夜も荒れそうです。