低調な米経済指標で貴金属急騰
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- 2015.04.02
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前日の金融要人発言で早期利上げ観測が再び勢いを増していたところでの米経済指数。
先ずISM製造業景況指数はドル高に押され、51.5と市場予想52.5を下回り13年5月以来の低水準。
また、同日発表された3月ADP雇用統計も民間雇用者数18万9000人増と市場予想22万5000人増に届かなかっただけでなく、昨年1月以来となる20万人割れ。
週末の米雇用統計は24万人増の予想となっていますが、低調な米経済指数を受け俄かに弱気論が台頭。すでに6月の利上げは見送りとの見方もでています。
早期利上げ観測の後退により、ドル高は一服。
米経済への先行き不安から株は下落しましたが、貴金属は安全資産として買いが入り急騰。
金は1200ドル台に回復。3月はどん底にあったプラチナは2日連続で20ドル急伸となり、1160ドル台まで上げてきています。
金曜日は米雇用統計が発表されますが、イースターが被っており実質海外は3連休となります。その分先を見越して市場が動いているような気配があるので要注意。