相場天気予報MARKET FORECAST

週末発表された第3四半期米ＧＤＰ速報値は+2.9％と市場予想+2.5％を上回る約2年振りの高水準となりました。

輸出・在庫投資の増加が好結果の要因ですが、重要項目である個人消費が予想を下回っているのは懸念材料であり、ＧＤＰの大幅な伸びは一時的である可能性も指摘されています。ただ、12月利上げを支持する内容であることに違いありません。

また、同日にヒラリー氏のメール問題を巡り、ＦＲＢが再調査を開始するとの発表したことで市場には不安感が広がり、全体的にドル高が抑制されました。

貴金属は実需繁忙期にも助けられ続伸。総じて高い値位置で週を跨いでいます。

今週は週末に米雇用統計が控えるイベントウィーク。そして来週もＦＯＭＣに米大統領選というビックイベント。2016年度後半の天王山になりそうですね。