今週は地政学的リスクとFOMC
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- 2014.06.16
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今週も引き続き地政学的リスクを注視することになります。
イラク情勢では米国がペルシャ湾に空母を派遣。武装組織に対していつでも攻撃ができる体制が整ってきています。あとはオバマ大統領の決断次第。イランも絡んできており、中東全体への飛び火も懸念されます。
また、一服状態であったウクライナもきな臭くなってきました。ウクライナでは依然戦闘が続いており、週末ウクライナ軍輸送機が撃墜され49名が死亡したとの事。ロシアが親ロシア派に対して戦車など武器の供給を行っているとの話がある一方で、ウクライナ政府との天然ガス交渉には強固な姿勢を崩さず。ロシアの意向次第という不安定なウクライナ情勢です。
今種の注目イベントはFOMC。粛々と100億ドルの緩和削減を行う事が見込まれています。昨今の好調な米経済を背景に、削減金額を増やすようなことがあればサプライズ。また、景気見通しの変化にも注意が必要でしょう。現状では変化なしの可能性が非常に高いです。